
アメリカでは、コロナウイルスの影響で経済活動が制限されたことで、失業保険の申請数が1週間で600万件以上になった、というニュースが流れています。
これは、日本でも他人事ではありません。
コロナウイルスのせいで仕事がない、という人も増えている今、失業保険を活用して乗り切りましょう。
コロナウイルスが落ち着くまでは失業保険を活用しよう

世界中でコロナウイルスが蔓延していて、感染者数と死亡者数は日々増え続けています。
なかなか落ち着く気配を見せないコロナウイルスのせいで、落ち着かない毎日を送っている人も多いでしょう。
外出を控える人も増え、仕事も在宅で可能なら在宅で行う、という傾向が高まっています。
そんな中、お客様を迎えなくては仕事にならないサービス業を中心に、経営が危険な状態になっている会社も増えています。
大学の新卒でも、内定を取り消されたり正式入社が保留になったりしている人も出ています。
また、派遣社員などの非正規雇用者を中心に、仕事がないせいで解雇される人も増えているのです。
とにかく仕事がないからと、正社員でも解雇されることもあります。
「うちの会社は今までの内部留保があるから大丈夫だろう」と思っていても、余裕がある今のうちに人員を減らしておこう、と経営陣が判断しないともかぎりません。
実際に、そのような判断から解雇された人もいます。
しかし、どのような状況であっても生活にはお金が必要です。
そのため、解雇されてから一刻も早く再就職しよう、と考える人も多いと思いますが、実のところ現状ではそれを避けた方がいいのです。
今は、どこも経営が不安定になっています。
まだ問題がない会社であっても、どのような影響を受けていつ経営が不安定になるか、先の見通しが立たない状態です。
そんな中で、再就職先を探すとどうなるでしょうか?
まず、仕事がないという会社が増えている今、求人もかなり減っています。
その中で残された会社というのは、現状問題が生じていない会社か、労働条件が悪いなどの理由から万年人手不足となっている会社、あるいはこの状況下で特需が生じ、いきなり人手不足になった会社などが多いでしょう。
しかし、先ほども言ったように、今は問題がない会社でも、いつ仕事が減って経営が不安定になるかはわかりません。
そんな時、真っ先に解雇されるのは、入社したばかりでまだ正社員になっていない、使用期間中の社員でしょう。
労働条件が悪い会社は、働いても前の会社と比べてしまい、もっと慎重に探せば良かったと後悔しがちです。
また、特需が生じて人手不足になった会社などは、特需が終わるころには人が余るようになるので、再び解雇の危険性にさらされるかもしれません。
こうした理由から、今すぐ再就職しようとするのはあまりお勧めできないのです。
こういう時こそ、コロナが落ち着くまでは失業保険を活用しましょう。
そうして、落ち着いてから徐々に求人が増えるのを待って、じっくりと再就職先を探せばいいのです。
失業保険で重要な求職活動実績

失業保険をもらうには、ハローワークで手続きをしなくてはいけません。
それだけではなく、一定以上の求職活動をしたという実績も必要となります。
その実績作りのために、ハローワークへと通って求人に応募する人も多いでしょう。
しかし、ハローワークに通ったことがある人ならわかると思いますが、ハローワークには常に大勢の人が集まっています。
特に今は、コロナウイルスの影響で失業して、失業保険をもらっている人も多いので、普段以上に人が集まっているでしょう。
でも、求職のためにはそこに通わなくてはいけないのでしょうか?
コロナウイルスの集団感染を防ぐために、多くの人が集まる状況は避けることが推奨されています。
それなのに、人が多いハローワークに行くというのは、なるべくなら避けたいと思いませんか?
そこで注目したいのが、転職エージェントです。
転職エージェントは、民間の求人情報サイトです。
単に、情報だけを掲載している情報サイトとは違って、アドバイザーがいるので相談できる、という特徴があります。
実は、この転職アドバイザーを利用して求人に応募しても、失業保険に必要な求職活動実績として認められるのです。
そして、転職エージェントならパソコンから応募できるので、人が多いところへとわざわざ行かなくていいので、コロナウイルスの感染リスクを低くすることにもつながります。
また、転職アドバイザーでは、公開している求人情報がすべてではありません。
非公開となっていて、紹介する条件が決まっている求人もあるのです。
もし、自分に当てはまる非公開求人があれば、アドバイザーから紹介されることもあるのです。
コロナウイルスの感染リスクが高そうなハローワークには、失業保険の認定日だけ行けば充分です。
それ以外の日はコロナウイルスを避けるために転職エージェントを利用して求人を探しながら失業保険をもらって、コロナウイルスが収まるまでじっくり考えてみてはいかがでしょうか。


まとめ
現在は、コロナの影響で仕事を失い、失業保険をもらうことになっているという人も増えています。
しかし、失業中にコロナウイルスに感染してしまうと、命の危険も生じて失業保険をもらい終わっても再就職が難しくなるでしょう。
コロナウイルスを避けながら失業保険をもらうために、求職活動実績として認められる転職エージェントを利用して、自宅から求人を探してみましょう。