雇用保険に加入していると、教育訓練給付金をもらうことができます。
どのような時にもらうことができるのでしょうか?
また、もらえる金額についても知っておきたいところです。
教育訓練給付金について、詳しく解説していきます。
教育訓練給付金とは?
働いているうちに、様々なスキルアップ、キャリアアップを目指したいと考える人は多いでしょう。
その場合、セミナーに通ったり、講座を受講したりすることもあると思います。
しかし、何かを学ぶには費用がかかります。
中には、その費用が高すぎて受講を断念するという人もいるのではないでしょうか?
そういった人の助けになるのが、教育訓練給付金です。
いくつかの種類があり、一般教育訓練給付金なら雇用保険に初めての場合は1年以上、2回目以降は3年以上加入していて、被保険者でなくなっている場合はその時点から1年以内であることや、以前受講したことがある場合はそれから3年以上経過していることなどの要件を満たした場合に支給されます。
専門実践教育訓練給付金では、最大で3年間の教育を受けられます。
初めてなら2年以上、それ以降は3年以上雇用保険に加入していて、それ以外の点は一般の加入者と同様の要件を満たしていれば支給されます。
それ以外にも、特定一般教育訓練給付金や、教育訓練支援給付金などがあります。
それぞれ要件が異なるので、自分が当てはまるものがどれになるのか、確認してみましょう。
どのくらいもらえるのか?
給付金は、樹高にかかる費用を全額払ってくれるわけではありません。
どのくらいもらえるのか、その割合と上限は決まっています。
そして、それは給付金の種類によっても異なります。
一般教育訓練給付金では、要件を満たした人が該当する教育訓練施設に経費を支払い、それを申請した時にその経費の20%を支給します。
ただし、支給額の上限は10万円で、また4,000円以下なら支給されません。
専門実践教育訓練給付金は、同じく支払った額に対して、50%分が支給されます。
ただし、1年間の支給額の合計の上限は40万円となり、やはり4,000円以下なら支給されません。
特定一般教育訓練給付金なら、経費の40%が支払われ、上限は20万円です。
教育訓練支援給付金は、教育を受けていることで基本手当を受け取れない人に対して、基本手当の最大80%相当の金額を支給する制度です。
何らかの学習をしようと思った時は、まずこの教育訓練給付金の対象になるかどうかを調べてみましょう。
安心して学べるように、活用してください。
おさらい
今回のポイントを整理します。
・雇用保険に加入していると、教育訓練を受ける時に補助してもらえることがある
・受講内容によって、もらえる金額は異なる
・基本手当がもらえない時に、補助してもらえるものもある
安心して勉強できるように、対象となる講座を受講する時は給付金について確認しておきましょう。