退職を告げるタイミング
法律上、退職希望する14日前までに会社に報告する義務があります。
会社の就業規則に退職の日数がある場合は、そちらが有効になります。
大半は1ヶ月前までが一般的です。しかし営業職やクライアントを抱えている場合などは引き継ぎ業務も発生するので、2ヶ月(3ヶ月)前の報告を義務づけている会社もあります。
何はともあれ円満に退職したい場合は、なるべく早いほうが報告した方がいいです。
まずは上司に報告
突然、退職願を提出せず相談しましょう。
自分の上の役職者で係長、課長、次長、部長といたら、課長以上に報告するのが理想です。係長クラスですと判断権限がないことが多いです。
上司次第では、しつこく引き留められる事もあります。会社によっては上司の人事評価に関わってくるからです。
どの様な理由で退職したいのか、意志は固いのか、はっきり伝えられるように事前に考えをまとめましょう。
曖昧な考えだと、上司に考えを覆されてしまいます。
また、上司が聞く耳を持たない場合は更に上の上司に掛け合うか、中小企業でしたら管理部などの役職者に直接話してしまうのも有効な方法です。
役職者の退職出ない限り、直接社長に退職届を提出したりするのは辞めた方がいいでしょう。
退職願の提出
上司に相談して退職を認めて貰ったら書類で報告します。
※退職届の書き方
業務の引き継ぎ
ご自身が営業などしている際は担当しているクライアントに退職の挨拶をするべきか?という問題があります。
会社のルールが異なるので、上司に確認しましょう。
特にライバル会社や同業種に転職する場合、顧客の移動なども考えられるため挨拶はNGとされる事もあります。
社内の荷物、PCデータの処理
私物は早めに持って帰った方が無難です。円満な退社だと色紙や花束を送られたりするので、退職日に持って帰ればいいやではなくその分の余裕も欲しいです。
また、PCデータは早めに消しておきましょう。
大半の会社がOSをリカバリして新しい人に配布する会社が多いですが、中にはノートPCなどはそのまま退職と同時に新しい人に渡されてしまうことも多いので個人のデータ(パスワード等)は削除しておいた方がいいでしょう。
また、事前に会社への返却リストも作成しておくと漏れがなくなります。
退職後に連絡を受けるより事前に確認しておきましょう。
特にPCのログインPASSはわかるようにしておきましょう。
退職日の当日
貰うものは貰い、返すものは返しましょう。
特に会社で決まった餞別のを渡されたときは、餞別のお返しは不要です。
感謝の気持ちを伝えたい時は退職〜1ヶ月以内に近況をそえたお礼状を送るといいです。
転職先に提出する書類は結構あるのでこの際にもらいます。