テレワークを導入する上で、考えなくてはならないのは、そのデメリットです。
良いとこだらけに思うテレワークにも、やはりデメリットは存在します。
今回はテレワークのデメリットについて、まとめてみました。
社員から見たデメリット
テレワークにおけるデメリットとして、まず挙げたいのは、自己管理の難しさでしょう。
自宅で仕事をすると、時間の感覚が曖昧になりがちです。
ついつい熱中してサービス残業が増えるかもしれませんし、逆に怠けてしまうかもしれません。
気を抜くと勤務時間内のちょっと一服が、気がつけば1時間経っている可能性もあります。
また、小さな子供がいる家庭では、子供の世話で何度も中断して仕事が進まないこともあるでしょう。
テレワークになると、評価の基準が変わるのも、デメリットかもしれません。
必死に働いても、結果がすべてと捉えられてしまうこともあります。
同僚や上司とコミュニケーションがとりづらいと感じる人もいるはずです。
困ったときにすぐに相談出来ないだけでなく、周りのフォローも受けにくく、一人で問題を抱えてしまいがちになる可能性もあるでしょう。
家から出ないことで、運動不足になる人も増えてしまいます。
意識して体を動かさないと、買い物以外は外に出ず、歩きもしなかったなんて1週間を過ごしてしまいますよ。
企業から見たデメリット
テレワークは導入のために、まず費用がかかります。
IT端末やWEBカメラを準備するだけでなくしっかりとしたセキュリティ対策も必要です。
社内で対応出来ない場合は、専門他社に依頼するコストがかかります。
また、人材育成がしにくいという声も多く聞かれます。
直接見聞きしながら指導出来ないので、部下の進捗状況は把握しにくく、問題点も見つけにくくなります。
また、部下の働きぶりを成果以外で評価しにくくなるでしょう。
同じ空間にいれば感じられる気遣いや、後輩育成などの作業は見えにくく、数値だけが評価の基準になってしまいます。
そうなると、社員のやる気の低下につながり、生産性ダウンもあり得るでしょう。
おさらい
テレワークのデメリットについて、まとめておきます。
・テレワークは自己管理が困難
・コミュニケーション不足になり、正しい評価をもらえない可能性がある
・導入する企業は、コストがかかる
・評価の仕方や人材育成について課題がある
これらのデメリットの対策を講じておかなければ、いざテレワークになって失敗する可能性があるのを忘れないでくださいね。